ここではライティングTask1のジェネラルモジュールについて解説していきます。(永住権を狙う過程で必要なのがアカデミックではなくジェネラルモジュールであるため)
Task2の項でも解説しましたが、Task1もテンプレートを活用すればかなり時短できます。
まず、ライティングTask1(ジェネラル)の文章構成は以下の通り。
① Dear ○○, |
②導入部 出題パターンにあった導入部を書く |
③ 本文(1段落目) |
④ 本文(2段落目) |
⑤ 本文(3段落目) |
⑥ 締め ご連絡お待ちしています、お会いできるのを楽しみにしています 等 |
⑦ 結語 Yours faithfully, Yours sincerely, Best regards, Warm wishes, Cheers, 等 |
差出人の名前.(必ず最後にピリオドをつける) |
この形式に従って150 words以上で書いていきます。それ以上書いても加点はされませんので、できるだけ規定文字数で書き終えるようにしましょう。
もくじ
フォーマル?セミフォーマル?インフォーマル?
問題文を見て最初に考えなければいけないポイントは相手との関係性です。文章の書き出し、敬具、本文中の言い回しも変わってきますので、ここを押さえておかないと致命的な失点になりかねません。
①フォーマルレター
企業への問い合わせ、求人への応募、推薦状を書く、商品やサービスに対するクレームなど「会ったことのない相手」に向けて手紙を書く場合は、フォーマルな文章で書かなければなりません。
Dear Sir, / Dear Madam,
で始めましょう。
このように会ったことのない相手に向けて手紙を書く場合、文章の締めは必ず "Yours faithfully," です。
②セミフォーマルレター
教授や大家さん、近所の人など、友達ほど親しくはないが顔見知りの相手に対して手紙を書く場合は
Dear Mr. Jake, / Dear Ms. Natalie,
のように、Dear + 敬称 + 名前で始めて下さい。
顔見知りの相手で、かつフォーマルな文章を書く場合、締め言葉は "Yours sincerely,"です。
③インフォーマルレター
家族や友達など親しい相手に手紙を書く場合は
Dear Mom, / Dear Dad, / Dear Brad,
のように、Dear + カジュアルな呼び方で問題ありません。
締め言葉は、"Best regards,"もしくは"Warm wishes,"です。単に尊敬の念を表したいときは "Best Regards,"、成功や幸運を願うような文脈の場合は "Warm wishes,"という風に使い分けましょう。
ここまでで文頭と敬具の書き方は理解して頂けたと思います。
次は②導入部と⑥締めのテンプレートを見ていきましょう。6つの出題パターンに応じてテンプレートも使い分けます。
導入部と締めのテンプレート
Task1(ジェネラル)で求められる手紙の種類として、以下の5パターンが存在します。
- 何かを尋ねる
- 情報提供する
- クレームを言う
- 謝罪する
- 仕事に応募する
何かを尋ねる
何か尋ねたり情報を求める場合は
I am writing to ask you that~.
I am writing to ask you about the information for ○○ which ~.
で始めましょう。
○○は先行詞、which ~は関係代名詞です。高得点を狙うためこの部分はできるだけ具体的に書いて下さい。
締めは
I hope that my request will not inconvenience you too much.
という一文を丸暗記しておけば問題ありません。
情報提供する
I am writing to advise you of ○○ which ~.
I am writing to inform you about ○○ which ~.
※adviseはadvice(助言)と違い、「助言する」や「知らせる」という意味の動詞です。アドバイ「ズ」と濁って発音します。
(誰かが不在で)代理で情報を伝えるときは、上記の文末にon behalf of (someone)を付けて下さい。
また、手紙で情報提供を求められてそれに返答するという出題形式もあります。その場合は
I am writing in reply to your letter requesting information about~
と始めましょう。
締め部分は、「質問全てにお答えできていたら幸いです」「何かあればお気軽にご連絡ください」あたりがしっくり来ますので
I hope that I have been able to answer all of your questions.
Please do not hesitate to contact me if you require further information.
です。文脈で使い分けた方がいいので両方覚えておきましょう。
クレームを言う
ちょっとがっかりした場合は
I am writing to express my dissatisfaction with ○○ which ~
怒っていて強めにクレームを言いたい場合は
I regret to inform you how shocked/appalled I was due to ○○ from ~
です。
これに対する締めは
I hope this matter will be dealt with as soon as possible.
または
I will have no choice, but take further action.
です。後者は「申し訳ありませんが何らかの処置を取らせて頂きます」というかなり強めの表現です。ストーリー次第でどちらが適切か見極めましょう。
謝罪する
I am writing to apologize for ○○ which ~.
一文目で上記のように謝り、二文目では「(自分のしたことで)どんな不都合が生まれたか理解している。でもこういう理由で仕方なかった」という感じで軽めに言い分を述べ、次のBody Paragraphに繋げましょう。
締め部分はこんな感じです。○○には残念に思っていること、△△にはのっぴきならなかった状況を書いて下さい。
Once again, I sincerely regret ○○ and hope you understand △△.
仕事に応募する
I am writing to apply for the position of ○○ which is advertised on △△.
○○にはシェフやエンジニアといった職業や仕事内容が入ります。△△は広告が掲載されていたチラシ、雑誌、プラットフォーム名。
締めは次の一文を丸暗記して下さい。
I would be pleased to supply you with any further information.
これで②導入部と、⑥締めも攻略できました。
全てのテンプレートを暗記するのが大変という方は、独特の言い回しが多い締めの部分だけでも覚えて下さい。
導入部はある程度構造を理解しておけば、自分で英作してもそんなにテンプレートとかけ離れた文章にはならないはずです。
本文の書き方
残念ながらBody Paragraph(本文)にはテンプレートがありません。
自身で練り上げたストーリーを2~3段落構成で書いていきましょう。問題文を読んだ後に書きたい内容を細かくメモしておくのが時間短縮のコツです。
注意する点は
・提示された3つの内容を必ず含む
・起承結を意識して書いていく
・フォーマル、インフォーマルに則した言葉選び
です。
ジェネラルの手紙は正直簡単
タスク2のエッセイや、アカデミックのタスク1なんかに比べると、ジェネラルのタスク1で求められる手紙は簡単です。
テンプレートを覚える
書き始める前にメモ(どのジャンルの手紙か?フォーマルかインフォーマルか?Body Paragraphはどう展開していくか?)を充実させる
これさえできれば手紙が書けたも同然。
IELTSの4科目中、最も対策しやすいのがライティング。中でも覚えるテンプレートが少ないのがこのタスク1の手紙です。
対策すれば確実にスコアが取れますのでテンプレートの暗記頑張って下さい!
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